Web はアクセシビリティのために存在するメディア
そもそもWebにコンテンツやサービスがあることで移動中にスマホでコンテンツにアクセスしたり、、家にいても本が買えたりと Webというのはアクセシビリティのために存在するメディアということ。 これは意識したことはなく、ただ言われると確かにそうだなとなった。
障害には医学モデルと社会モデルという考え方がある
問題が人の身体側にあると考えるか、社会にあると考えるかの違いがある。 医学モデルがが身体側に問題があるとする考え方で、社会モデルが社会側に問題があるという考え方とのこと。 社会モデルの考え方をベースにするべきであり、障害はユーザ側ではなく、「ユーザとサービスの間の界面に存在する」と考える。
Web アクセシビリティといえばまず WCAG
WCAG(Web Content Accessibility Guidelines) WCAG2.1では4つの原則がある。
原則 - 最上位には、ウェブアクセシビリティの土台となる4つの原則がある: 知覚可能、操作可能、理解可能、及び堅牢 (robust)。
またWCAGにはレベルA、AA、AAAの3つの適合レベルがある。 Aは最低ライン。ユーザが支援技術を駆使すればWebサイトにアクセスできるものが多くを占めている。
Aはマシンリーダビリティであることが重要であり、適切なHTMLでマークアップすれば良い。 それだけでAの多くの達成基準はクリアできる。
ただ、HTMLにはメニューバー、タブ、ツールチップなどのウィジェットを表す語彙がなく、その場合にWAI-ARIAががある。 WAI-ARIAを使用すると、ウィジェットに役割を与えることができたりする。
AAはユーザが支援技術なしでもWebサイトにアクセスできるようになるものが多くを占めている。 こちらはヒューマンリーダビリティ、つまり機械ではなく人間にとって可読であること。
AAAについては詳細はWCAGを参照とするが、AAAへの適合を目標にはしないとのこと、ただ、実現できそうなものについてはトライという感じ、
Web アクセシビリティに取り組む理由
これが個人的にすごく良かった。何が良かったというと、私が日頃なんとなく対応した方がいいもの、多くの人が使えるようになるために大切なことと思っていたが、 そんな曖昧な考えではなく、なぜやるのかが上手く言語化されていた。
ユーザを増やせる 国民の7.6%がなんらかの障害を有している(令和4年ばん障害者白書)、視覚障害者の91.7%、聴覚障害者の93.4%、肢体不自由者の82.7%がインターネットを利用している。 障害者にとってWebは必需品。ただ、日経BPコンサルティングの調査によると、障害者が情報が得られなかったり手続きが最後までできなかった割合がよくあるとたまにあると足すと、75.7%らしい。
やはり障害者にとってWebは必需品だが、現状障害者が快適に利用できるコンテンツが整備されてないことは多々ある。
アクセシビリティを必要としている人からすれば、利用しているサービスがアクセシビリティに取り組んでいることが、サービス側からあなたをユーザーと認識し、関係性を築くつもりがあるという宣言ととらえれる
これはめちゃくちゃいい。そして障害者は障害ごとのコミュニティに属している場合があり、口コミのように良いサービスがあれば伝播していくとのこと。 ちなみにnoteで口コミによるユーザの増加が起きているとのこと。(筆者がnoteの人とのこと)
使えるようになっていないから使う人が出現しないのです。
これは何度も言いたい名言。 実際にアクセシビリティの対応をしようとした際に、うちのプロダクトはそもそも障害者は高齢者は使わないしな...という気持ちになることはあるかもしれないが、 それは使えるようになっていないから使ってないんだ、ということ。
あとは、「雇用を創出できる」というのも素晴らしいと思った。 会計ソフトや労務ソフトがアクセシブルになれば、それを使える人も増えるので当然雇用の幅も広くなる。 また、今まで労務ソフトを使用できなかった人がアクセシビリティに対応したソフトを使用することで日々の面倒な業務を効率化できるかもしれない。 「生活を一変する」と書かれている。確かに、今の会社でやっているSmartHRとかマネフォの作業が障害者だからできないとかだと、非常によくない。
会社の理念に「誰もが」などといった言葉が入っていた場合には、Webアクセシビリティは必要不可欠。 そういやうちもあったな。